日本ラッド株式会社ロゴマーク

プレスリリース

平成22年10月7日
株式会社 ITSC
日本ラッド株式会社

国内初大学向け「パブリッククラウドコンピューティングサービス」の提供を開始

-IT運用コストの大幅削減を実現、全国の大学に積極的に展開予定-

株式会社ITSC(本社:静岡県浜松市中区、代表取締役:竹内則光、以下ITSC)は、平 成22年10月1日より、協業中のマルチベンダーの一つである日本ラッド株式会社(本社:東京 都新宿区四谷、代表取締役会長:大塚隆一、以下日本ラッド)をメインベンダーとして、大規模 IaaS(Infrastructure as a Service)の提供を開始したことを発表します。

ITSCのIT事業部JACC(Japan Academic Cloud Computing Support Center Division)は国立大学法人静岡大学(伊藤幸宏学長)が競争入札した「静岡大学情報基盤センタークラウドサーバ運用サービス」を落札しました。日本ラッドはこのシステムの主要な基盤サービスを提供します。

ITSCは従来大学の情報基盤運用における主業務である以下を代行します。

  • 多くのクラウドサービスプロバイダからニーズに最も適したプロバイダを選定する業務、
  • 費用やSLA(サービス仕様書)の契約代行業務、
  • 運用管理業務、
  • 利用者の支援業務

以上により大学側は、従来困難であった最適クラウド選定における高度な検討作業や、契約・費用の支払いなどの煩雑な作業が不要になりました。この結果、本格的なクラウド運用を容易に実現できるようになりました。

また、主要パートナーである日本ラッドは以下のサービスを提供致します。

  • 高性能なクラウド仮想サーバを低価格で提供するサービス、
  • ユーザの使用目的に応じた仕様、台数を短時間でスケーラブルに提供するサービス、
  • 一定周期期間で、システムやデータを安全な媒体にバックアップするサービス、

以上により、今回のサービスでは最大700台分のクラウドサーバ本体の利用料に加え、運用、支援作業の全ての費用を含んで月額90万円という低価格を実現しました。

この結果、静岡大学のサーバ運用コストの大幅な削減を実現しました。

今後は、本サービスを全国の大学に積極的に展開し、大学における研究・教育・運営の大幅改善に貢献してゆきたいと考えております。

特徴

  • 個別にハードウェアやソフトウェアを揃える場合に比べ、最大30分の1のコストで、質的に同等以上の運用が可能となります。
  • サーバによる大学内での消費全力はほぼ0となります。また、データセンターを運用する日本ラッドでも新型データセンターを活用することにより、従来の同型同規模システムに比べ総電力利用量も約半分となります。
  • パブリッククラウド基盤設備の可用性基準でサービスが提供されるため、年間数時間以内の停止時間でサービス提供がなされます。
  • ハードディスク内のデータは1回/週の周期で別記憶装置にバックアップされます。

以上の様にITSCが持つ教育機関へのシステム導入・運用に関するノウハウと、日本ラッドが持つ一般ユーザに対するクラウドサービスの提供ノウハウが融合したことによりシナジー効果が期待されます。

お問い合わせ先

株式会社 ITSC

日本ラッド株式会社 ネットワークコンピューティング事業本部

  • TEL:03-5919-3006
  • FAX:03-5919-3310
  • E-MAIL:info@saases.jp
  • 担当:大塚、小井土