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事業計画の統合 - BI&CPMの活用

統合されたビジネスプラットフォーム上で、戦略、財務、およびオペレーション計画を統合しより効率的、効果的、協調したアプローチを実現

企業において今日、世界的な情勢の影響を考慮せずに事業計画を立案するということは、暗闇を手探りで歩くに近いと言っても過言ではないでしょう。
またステークホルダーの期待に応え、ESG観点の配慮を盛り込んで多角的・多視点で事業計画を立てなくてはならない、非常に複雑な課題に直面しています。

Item first

事業計画の課題

製造業を例とすると企業が存続・成長するためには、適正な需給バランスに生産量を調整し、在庫を最適化、新製品の開発から市場投入、それらを支えるフロントからバックヤードまでの人材確保などが常に必要となってきます。

これらはなかなか単一の部門・部署で達成できることではなく、経営層から現場まで一貫した戦略と現場のオペレーション、そのすべてに伴走する財務が連携してこそより良いアプローチが可能となります。

戦略レベルから財務レベル、現場の業務レベルの事業計画は当然粒度が異なりますが、全体としての一貫性はあるでしょうか。

現実としては、それぞれの領域での限定的な目標に向けて事業計画を立てており、それを他部門・他部署と共有することもあまりないのではないでしょうか。

またここにきて、先の見通せない状況が加速する中で早急な解決が求められる課題が増え、より意思決定のスピードが求められています。

ツールという面では、スプレッドシートは汎用性が高く活用されていることが多いのですが、情報を一元化したりまとめたりするのに工数がかかるデメリットも無視できません。

スピーディに計画を立案するためにはそれにかかる労力をできる限り削減することが、そして精度の高い計画とするためには計画プロセスの首尾一貫性が必要です。その結果が効率性の最大化と、パフォーマンスの向上をもたらします。

Item second

課題山積みの事業計画立案に
テクノロジーを活用したソリューション

一つのご提案として、Boardの統合事業計画プラットフォームをご紹介します。

BoardはBI(Business Intelligence)とCPM(Corporate Performance Management)がオールインワンとなったプラットフォームであり、すべてのビジネスデータを統合して透明性を確保し、計画のプロセスをすべてのチームと部門にわたって統合する手立てとしてご活用いただけます。

具体的には、全社員が同じデータに基づいた内容を把握し、利用可能なすべてのリソース・スキル・生産能力を洗い出して計画に反映させ、パフォーマンスへの影響要因をより明確にすることができます。これらは、最終的な結果についての説明責任が関係各所に自ずと生じる流れを生み出します。

統合事業計画

統合事業計画

この統合がもたらすメリットは事業全体のパフォーマンスの透明性、各計画間の整合性や結果に対する説明責任発生の他に、

  • 部署・事業単位・地理的な場所といった違いを超えて共同作業を実現できる
  • 計画、予算編成、予測、レポート作成のスピードと正確性が向上する
  • 属人的な作業を自動化できる

ということが挙げられます。

Item third

戦略的計画とは事業計画イニシアチブの体系化にあり

戦略目標を策定し、その実現に向けて主体的に活動していく取り組み、すなわち事業計画イニシアチブを実行していくために、各計画のイニシアチブの細かいコントロールと、必要な情報のすべてを把握することが重要です。

そのためにBoard統合事業計画プラットフォームが備える特長は3点あり、

  • 真実は一つ
    事業全体のデータを一元化し、すべての計画・活動の基礎となる「単一」「正確」「最新」の真実のポイントを作成して、一貫性・関連性・予測クオリティの向上を確保
  • プロセスの標準化
    事業計画プロセスの開始から終了までの活動をコントロール・標準化するためにチェックとワークフローの機能を装備しており、効率的かつ関連する部門がすべて協調できるアプローチが可能
  • What-ifシミュレーション
    現在の計画における戦略イニシアチブの短期・中期・長期的影響をシミュレートするにあたり使用可能な、過去実績に基づくベースラインの提示

戦略的計画

戦略的計画

Item fourth

経営計画と財務計画をつなぐ

財務と業務のギャップを埋め、完全に統合された事業計画プロセスで、すべての部門のニーズに対応した計画を作成します。

  • 統一されたアプローチ
    OPEXやCAPEXなどの予算編成プロセスと財務・戦略計画をリンクさせ、戦略目標から業務・財務イニシアチブへのシームレスなカスケードをサポートします。
  • ドライバーベースのプランニング
    シナリオプランニングと「what if」分析を可能にするシミュレーション機能を提供し、ビジネスドライバーを使用して複雑なシナリオと財務結果を評価および比較します。
  • 完全統合
    意思決定プラットフォームを完全な企業業績管理(EPM)システムとして使用し、プランニングプロセスを収益性分析、戦略管理、財務決算サイクル、財務連結と統合することができます。
  • コンソリデーション
    複数の部門や事業体からの財務および営業データを自動的に統合し、事業全体を把握することができます。

オペレーション計画

オペレーション計画

財務計画

財務計画

Item fifth

管理レポートと計画プロセスの同期化

予め設定したボタンをクリックするだけで利用できる最新のレポートにより、パフォーマンスや計画された活動が収益に与える影響について完全な透明性を実現します。

  • リアルタイム表示
    正確なダッシュボードとレポートにより、これまでのパフォーマンスをリアルタイムで監視し、あらゆる段階で情報を共有・配布することができます。
  • 完全な透明性
    財務データと業務データをリンクさせることで、数字がどのように動いているかを完全に把握することができます。
  • 正確なデータ
    報告された数字を常に信頼できるように、すべてのデータで唯一の真実を作成します。