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Konekti EX できることⅤ「ユーティリティ機能」

Konekti EX Konekti EX

映像活用、多機能アラート、マスター管理で生産性向上を支援、製造現場の効率化と問題早期解決を促進します。
映像活用機能では、Konekti EXオプション「Video Edge」により、ダッシュボードでのライブ映像確認が可能。ドラレコ機能で不具合発生時の映像を巻き戻し確認でき、異常データやトレンドグラフと連携して迅速な原因特定を支援します。
多彩なアラート通知機能は、異常や生産性低下の早期発見を促進。メール、ダッシュボード、HMI、ランプ、ブザーなど多様な手段で通知し、複雑な条件設定も可能です。
さらに、充実したマスター管理機能は、データ自動加工をアシストし、幅広い適用範囲で関連機能の円滑な運用をサポートします。

ユーティリティー機能① 映像活用で効率化!ライブとドラレコ機能で、製造不具合時の実態を把握

不具合発生の早期発見はデータで、初期段階調査を映像で確認をすることで要因判明が明確に!スピーディーに!

Konekti EXのオプション「Video Edge」を導入することで、ライブ映像機能をダッシュボードに組み込むことが可能です。トラブル対応時の映像確認は「現在時間」よりも、少し以前の時間が必要となりますので、映像プレーヤの巻き戻し機能を利用して、該当するトラブル時間の映像を探すことが可能となります。

Konekti EX早期発見ダッシュボード
Konekti EXダッシュボードで、製造スピード低下を検出し、ライブ映像機能で原因を特定するプロセスの図解
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Konekti EXダッシュボードの設備稼働状況で、稼働状態は正常だが製造スピードが明らかに遅い状態を発見したら、ライブ映像画面でスピードの落ち始めた時間まで遡って映像による原因確認が可能です。機械トラブルの頻発、設定値を間違えた運転、人的オペレーションミスなど、遠隔目視で確認できます。

ドラレコ機能を活用して、不具合発生時のデータを確認できます。ドラレコ録画の指令も自由に設定可能!

ダッシュボードからリンクした異常一覧で、録画時間帯の機械の不調等を確認したり、トレンドグラフに連携して要因を分析することができます。

Konekti EXダッシュボードの異常一覧から、録画時間帯の機械の不調を確認し、トレンドグラフと連携して要因分析を行うフロー
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この画像は、Konekti EXダッシュボードにおける異常一覧から、録画された機械の不調を確認し、トレンドグラフと連携して要因分析を行うプロセスを示しています。具体的には、PLCで設定されたトリガータグがONになると、VideoEdge APIを介して前後○分間の映像が自動的にダウンロード・保存されます。これにより、ユーザーは異常発生時の状況を映像で確認し、トレンドグラフと照らし合わせて原因を特定することが可能です。

ユーティリティー機能② 信号受取発信から複雑な条件設定発信まで、多彩なアラート通知機能

メールの配信先と配信条件を自由に設定可能、異常、故障傾向、不具合、生産性低下などの早期発見を促進できます!

通知はメール、ダッシュボード画面、HMI画面、ランプやブザーなどハードウエアなどに対応しており、各ツールから最適な手法で通知発報が可能です。Konekti EXでは、内部データベースにあるすべてのデータを対象に、ローコード設定(SQL)を実施することで、複雑な複合要因からの発報を実施、生産性改善につなげる重要ツールとして利用可能です。

製造現場の異常を早期検知・通知!DerevaとKonekti EXで実現する多機能アラートシステム​
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製造業において、設備異常や生産性の低下をいかに早く検知し、対応するかが生産効率と品質維持の鍵となります。日本ラッドが提供する「Dereva Edge」と「Konekti EX」は、フィジカルアラートとIoTアラートを組み合わせた多機能なアラートシステムで、現場の異常を迅速に通知し、早期解決を支援します。

  • 物理アラート機能(HWアラート)
    「Dereva Edge」や「WebAccess/SCADA」は、PLCやI/OモジュールへDO信号を送信し、HWアラート機能を発動します。回転灯や3色灯、ブザーといった物理的な警告装置を制御し、HMIへの警告表示と連動。現場の作業員に直感的に異常を知らせ、迅速な初期対応を促します。
  • IoTアラート機能(Notification機能)
    「Konekti EX」は、設備から収集したIoTデータをリアルタイムで分析し、異常発生を検知すると「Notification機能」を起動します。この機能は、複雑な条件設定に基づき、メール、ダッシュボード、Teamsチャットなど、多様な手段で関係者へアラートを通知します。Konekti EXのノーコード開発環境により、イベントトリガーや通知先のグループ設定、通知メッセージのカスタマイズも容易で、SQLによる詳細な条件設定も可能です。

下記のような条件でのアラート発報が自由に設定可能!

可動率が全時間帯より
〇%落ちた
過去10分で不良品が
〇数以上
重故障分類の
異常が出た時
過去5分で特定異常が
〇回以上
サイクルタイムオーバが
〇分以上続く
異常停止が
〇分以上続いている場合

ユーティリティー機能③ 多彩なマスターを整備、データ自動加工をアシスト

マスタ管理は関連機能を実現するために充実、「直」や「標準」など細かいところまで目を配り、適用範囲が広いマスタ構成を展開

リソースマスタ 標準 工場・ライン・設備のマスタ
排出ポイントマスタ 標準 ライン内の「はね出し(排出)」ポイントを定義するマスタ
品番マスタ 標準 品番や名称を定義するマスタ
品番関連数値マスタ 標準 品番に連動する標準値(サイクルタイム、玉だしピッチ、作業人数、ワンショット取り数など)を定義するマスタ
作業者マスタ 標準 作業者のIDや名称を定義するマスタ
異常関連マスタ 標準 異常停止理由の名称マスタ
停止理由マスタ 標準 人的停止などの停止理由の名称マスタ
ロス分類マスタ 標準 停止が異常・人的停止にかかわらず、各要因ごとに「性能ロス」「停止ロス」を定義するマスタ
ステータスマスタ 標準 PLCの稼働情報を稼働ステータス(稼働、停止、異常停止、待機、段取など)に変換するために使用。
ビットの組合せで判断するロジック登録、稼働率計算に利用するグルーピングなど管理機能も搭載。
稼働日/業務時間マスタ 標準 工場稼働日と業務時間帯となる直を365日カレンダベースで登録可能(CSVコンバートにも対応)
直マスタ 標準 繰り返し処理のための固定的な「直の時間帯」、「直の名称」を定義するマスタ
計画停止・休憩マスタ 標準 計画的に休止するタイミング(メンテ、休憩)を365日カレンダベースで登録可能
進捗入力ツール用マスタ 標準 手動で生産履歴を登録するデータのマスタ(作業内容、不良理由など)
システムコントロールマスタ 標準 生産数や稼働等の詳細機能の利用選択を可能にするマスタ
Notificationマスタ 標準 メール配信先およびタイトル・文章等のマスタ登録を実施
計測メータマスタ OP 脱炭素関連アプリで利用するエネルギー計測の取得先マスタ
エネルギ配分計算用マスタ OP 脱炭素関連アプリで利用する計測メータ取得値をライン・設備に配分するロジックマスタ
VideoEdgeマスタ OP ダッシュボードに組み込む映像に紐付くカメラのIDを管理するマスタ